ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その47

クラブ活動を終わる時に
コートの
掃除や整地などを
ふたりだけで
することになります。

練習する時間は
短くなりました。

部員を増やすことまでも
お祖父さんに
たのむのもどうかと
雪子は思いました。

お祖父さんは
可愛い雪子に
頼まれれば
何でも
引き受けるでしょうが
部員を増やすことが
できるかどうか
わからなかったからです。

監督は
雪子と真知子の
技能を
すぐに見抜いていました。

もちろん
真知子は
練習すれば
必ず県大会に出られる
逸材
雪子は
いくら練習しても
補欠でした。

軟式テニス
高校の大会は
普通はペアか
団体戦が多いのです。

雪子を
何とか鍛えないと
地方大会さえ出場できないと
監督は考えました。

その時から
雪子の
特訓が
始まったのです。

特訓といっても
真知子なら
なんてことない
練習でしたが
雪子には
大変荷が重い
ものでした。