ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その11

窓から見える六甲は ますますはっきりと見えて 明るくなってきました。 次郎は 始発に乗って帰らないと 先輩に迷惑が掛かるので あずさと話しはしたいのですが 気が気ではありません。 少し時計を見ました。 そうすると あずさの顔が 何か心配そうに見えまし…

「器用ね」とほめられた。

倉庫に ジェットミル置き場を 作っていると 近所の人が 「器用ね」と 言って 通り過ぎていきました。 ありがとうございます。 でもですよ。 私は一級建築士です。 それくらいのこと出来て当たり前。 例えば人間国宝と呼ばれる人に まさか「器用ね」とは 決し…

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その10

あずさと次郎の話は 食べるのも惜しんで 続きます。 あずさ: 「違うの のぼるのがそれほど大変じゃないのよ。 私のロフトには 互い違い階段というのがあるのよ。」 次郎: 「何それ? 『だからそれいいいかげん』って何」 (笑いながら) あずさ: 「違うよ…

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その9

会話は続きます。 あずさ: 「私の勤めている店には 残念だけど 破れジーンズは売ってないわ。 店のものを着ると言うことに なっているので 着たこともないの。 一度着てみたいわ 破れていると 寒いの?」 次郎: 「初めのうちは そんなことはないが ここま…

用水路は3面舗装の方が良いのでは、、

金沢に行ってきました。 有名な小立野用水を 川普請していました。 小立野用水は 石垣積みの立派な水路です。 金沢特有の 丸石を 石垣に積んでいきます。 兼六園でも見かけた立派な 石積みなのですが コンクリートでないので 隙間があります。 そこに 草が生…

ダイヤルを回す?押す?

昔は電話機のダイヤルを 回していましたよね。 ダイヤルとは 文字盤という意味だそうで 数字の書いてある 文字盤を 回していました。 それで ダイヤルを回すと言う風に dial upを 訳したのでしょう。 しかし今は 回して操作する 電話を使っている方は 少なそ…

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その8

次郎は あずさの 仕事を聞かれて 考えました。 次郎は 眠い頭で よく考えてみました。 あずさが言う 『立ち仕事』 と言うことから 美容師とか考えてみましたが そんな風な雰囲気がないと思いました。 あずさが 黒髪であることから 気づいたことなんですが 大…

ショートでないので短編小説に改めましょうか。

ショートショート「茶髪男と黒髪女」の名前を 短編小説「茶髪男と黒髪女の恋」に 変更します。 この台の方が 内容をよく表しているように思います。 うまくは描けたいませんが 主義主張の違うふたりが 突然であって 自然と引き合って すぐさま 恋に落ちます…

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その7

あずさと次郎は 3時間近く ゲームに興じていました。 最後に モグラ叩きゲームをふたりでして 満点近くを出して ふたりは 思わず抱き合って 飛び上がりました。 顔を見合わして 何も言わずに ふたりは ゲームやめて ゲームセンターを出て行きました。 あまり…

連載中のショートショートはショートではないのでは?

ちょっとしたきっかけで 連載を始めました ショートショート は 原稿用紙10枚程度までだそうです。 「でも 短くないんじゃないの」 と言われそうです。 物語の全部は ハッピーエンドで終わるんですが、 少し長そうですよね。 急に終わっても変だし、 どうし…

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その6

しばらく顔を見合わせて なぜだか分からず 笑っていたのですが、 ふたりはハッと気がつきました。 ふたりは同時に 「電車」と叫びました。 次郎は 慌てて 切符を買って、 待っていたあずさと 手をつないで 改札を通って 8番線に上る エレベーターへと 走った…

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その5

茶髪男は、 次郎と言います。 次郎は 石川県にある 超有名な会社の 下請け(本当は孫請け) に勤めていました。 先週の月曜日から 大阪の現場で働いていて 今日は打ち上げで 大阪で飲んでいたのです。 寮が西宮北口にあったので そこに帰る途中でした。 倒れ…

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その4

あずさが 疲れていなくて 眠くなくて そして 満腹でなかったなら こんな失敗はしません。 でもそうではなかったあずさは 鞄のチャックに 爪を挟んでしまうのです。 それほど伸ばしてはいなかったのですが 職業柄 少し伸ばして きれいにマニキュアを付けてい…