ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログ小説「超幸運な男」その59

後ろから 郁恵が 「私も行く」と 大きな声で 言っていました。 郁恵は 寝ていたので パジャマ姿で 布団をかぶっているので 来られるはずはないと思いました。 家に帰って 服を 持って来よう と考えていました。 振り返らずに 手だけ振って 勝は 急いで 戻り…

ブログ小説「超幸運な男」その58

郁恵の声が 段々大きくなって 勝は 力付きました。 最後に 大きな板を 取り除くと 郁恵が かがんだような姿勢で いました。 郁恵の頭を押さえながら 手を掴んで 引っ張り出しました。 郁恵は 長くかがんでいたので 曲がったまま 毛布を被って 出てきました。…

ブログ小説「超幸運な男」その57

勝は 家を飛び出し 車に乗ろうと思いましたが 勝の前の家が 倒壊していて 車がださません。 懐中電灯を頼りに 走って 喫茶店に行こうとしました。 酒蔵の横を通り過ぎ 車が渋滞している 国道四三号線を越えました。 真っ暗で何も 見えません。 国道二号線は …

小社では防音扉は自社製です。

楽器をバリバリに使えるお部屋にも もちろん出入り口が必要です。 防音扉が必要です。 既製品も良いかもしれませんが 小社特製防音扉を作っています。 防音扉

ブログ小説「超幸運な男」その56

(作者注; 誠に恐れ入りますが 先の地震のことを 記述することには 私としては辛いです。 あまり はっきりと 描きたくありません。 地震を体験された方には 間違っている点があると思いますが ご容赦下さい。) 勝は 歳のせいか 朝は 早いです。 夏なら 明…

鶏頭が仏壇に飾ってありました。

朝に礼拝夕べに感謝 不信心な私ですが 少しでも お救い下さるように ご仏壇に手を合わせています。 女房殿が ご仏壇に お花をお供えしました。 ご仏花です。 菊が いつもの定番ですが 鶏頭が 1本入っていました。 鶏頭と言えば 正岡子規先生の 「鶏頭の十四…

ブログ小説「超幸運な男」その55

郁恵の父親は いつしか 「郁恵が勝を 飽きる」と 思っていました。 あれから 5年も経つのに ふたりの仲は 変わりなかったです。 マスターの目にも 公明正大な仲と 思っていますが それでは マスターにとっては 困ります。 娘の 郁恵は もう30才になっていま…

バイク置き場付きハイツ

私は 普通免許しか持っていませんので 自動二輪には 乗ることができません。 昔々 ノコギリを買ったら 原動機付き自転車が 当たって 乗ったことがあります。 原動機付き自転車は アシスト自転車ではありません。 乗って いきなり 私の家の塀に 当たってしま…

ブログ小説「超幸運な男」その54

バブル景気 真っ盛りの時に 勝は 60歳を迎え 退職することになります。 まだまだ元気な 勝は 年金がもらえる歳になっても 働くことにしていました。 60歳になると 働き口は 少なくっていましたが 何分景気も良いので 社長付の 運転手になりました。 不動産会…

楽器も使える防音室の外壁を張り始めました。

楽器も使える防音室を作っています。 もうすぐ出来上がる予定です。 何層にも 防音壁を作っていますが 最外装のサイディングを張り始めました。 窯業系です。

天下太平は万人の願い

我が家の玄関にある書 「天下太平」であったらいいですよね。 天下太平とは 「世の中が平和であるさま」です。 日本では 天下太平ですが 世界では 戦争そのものです。 長年 日本は その世界に 組しなかったのです。 組しなかった理由は 色々ありますが やは…

ブログ小説「超幸運な男」その53

勝と郁恵は 誰の目にも 仲のよい 親子のように見えていました。 歳の差が あったので そう見えたのですが 理由は 他にもあるのかもしれません。 勝と郁恵の仲が マスターの言うように 公明正大であったためです。 ふたりは 手を繋いで 歩くことなどありませ…

七夕企画「妖精星子の認定テスト」後編まで

七夕企画 皆様 彦星と織姫夫婦が 仕事をしないという理由で 引き裂かれて しまいました。 一年に一回だけ 会えるという日が 7月7日だそうですが 古い中国のお話です。 もちろん旧暦ですので 太陽暦の今日ではありません。 そんな ふたりのために ブログ小説…

七夕企画「妖精星子の認定テスト」前編

皆様 彦星と織姫夫婦が 仕事をしないという理由で 引き裂かれて しまいました。 一年に一回だけ 会えるという日が 7月7日だそうですが 古い中国のお話です。 もちろん旧暦ですので 太陽暦の今日ではありません。 そんな ふたりのために ブログ小説を 書いて…

ブログ小説「超幸運な男」その52

申し合わせしたわけでもないのに 喫茶店から少し離れたところで 出会ってしまいました。 ふたりは 言葉はありませんでした。 何分くらい 見合っていたでしょうか。 それを 最初から 見ていたのは マスターでした。 娘のあとを つけてきたのです。 マスターに…

PK戦で決まるなら最初からそれだけをすれば

ワールドカップを 皆様見ておられますか。 今朝 いつも見るテレビ番組が ワールドカップのため 中止になっていたので 仕方なしに ワールドカップを見ていました。 私は 直ぐに立って テレビは見ませんでしたが 女房殿が そのあとを見ていました。 昼になって…

ブログ小説「超幸運な男」その51

マスターに会ってから 勝は 郁恵から 遠ざかるように していました。 宗教団体の集まりにも 郁恵が来そうなときには 別の 集まりに 行っていました。 郁恵は そのことには気付いていました。 今まで 一日に 一度はあっていたのに 急に会わなくなって 一週間…

立派な病院はちょっと苦手

梅雨の候 皆様には ご健勝のことと お喜び申し上げます。 今日は旧暦水無月(六月)九日 まだまだ梅雨盛んな頃です。 季節の変わり目ですので 体調を崩すことも 多いかと思います。 そんな時には 病院に行かれるとのが 順当です。 さて どのような病院に 行…

ブログ小説「超幸運な男」その50

それからは 勝と郁恵は よく会いました。 もともと 宗教団体の集まりで 会っていたのですが それ以外の 布教活動とか 宗教とは 全く関係がない ドライブとかにも行っていました。 あるとき 郁恵が 父親が 勝に会いたいと 言っていると 言いました。 「やはり…

ブログ小説「超幸運な男」その49

勝や郁恵の周りには 独居老人は たくさんいます。 もちろん活発に 生活している 老人は 多いです。 しかし 一部の人達の中には 困った状況の人も 多かったのです。 介護保険が 未だできていない 時ですから 不自由な老人は 家族が看るか 施設に入るか 二者選…

春光千里

我が家の入り口には 書が飾られております。 春光千里と天下太平です。 春光千里は 「春に光は 千里まで届く」 転じて 「暖かいものには 妨げるものはない」 と言う意味を持つと 私は考えております。 春光のような 家族を持って 幸せと あらためて思う次第…

ブログ小説「超幸運な男」その48

思わず緊張した 勝ですが すぐにいつもの 多弁な人間に戻りました。 食事をしながら いろんなことを 話しました。 宗教団体の話を始め 食事のことや テレビ番組のことなど とりとめのないことを 話しました。 郁恵も 勝の 話が面白いので 聞き役になっていま…

ブログ小説「超幸運な男」その47

郁恵は 勝が 元気がないのが心配でした。 励まそうと 勝を 食事に誘いました。 誘われた勝は 「郁恵で我慢するか」と 考えました。 逆に 郁恵を クリスマスの 食事に誘いました。 郁恵は 何か変と 思いつつも 承諾しました。 クリスマスイブに 女性と 食事を…