ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

長編小説「昭和」その212

鶴松は あとで生まれた伊之介との違いを 強く感じていました。 鶴松が 小さい時には 父親と 話したことなどない 伊之介は 何度も話している 母親は 伊之介の服を着せたり お風呂に一緒に入ったりしているのに 鶴松には そんな記憶がないのです。 父母に言わ…

長編小説「昭和」その211

座敷に座ると 凄い緊張です。 遠くの方で 弟の はしゃぐ声が聞こえました。 鶴松は その時に 考えました。 私が小さい時は 父母は とても忙しくて 私の面倒なんか 全く見なかった。 私は 叔母さんに 育てられたと 記憶しています。 父母と 遊んだことなど全…

「死ぬようになって新しく買う必要はない」

大恩ある私の母は 96才まで生きました。 60才くらいから 「死ぬようになって新しく買う必要はない」と 言って 新しいものを 買うことを嫌いました。 そんなことを言って 三十数年生きていました。 私も最近 同じような言葉を 女房殿に 言っています。 特に服…

「死ぬようになって新しく買う必要はない」

大恩ある私の母は 96才まで生きました。 60才くらいから 「死ぬようになって新しく買う必要はない」と 言って 新しいものを 買うことを嫌いました。 そんなことを言って 三十数年生きていました。 私も最近 同じような言葉を 女房殿に 言っています。 特に服…

長編小説「昭和」その210

鶴松にとっては ホッとしましたが 単に 少し時間が 先に伸びただけで 何の解決もありません。 心配して 母親は 鶴松に 「頑張って 家長を 継ぐと 言うんだよ」 優しく 言ってくれました。 鶴松は その気持ちはあるのですが 口から その言葉が 父親の前に行く…

防音にはふたつの難関があります。

防音には 質量則と言う 公式のようなものが あります。 遮音性能は 質量と周波数に比例するというものです。 さて この質量則は あくまでも 遮音壁が 平たくて 共鳴しないような構造で かつ 音が垂直に入射するという前提です。 しかし 実際の遮音壁は 千差…

レモンの木の世話は大変らしい

レモンの木は 虫が付きやすく 世話が大変のように 私には見えます。 数時間 小さな庭で 虫取りです。 私には 悪戦苦闘のように 見えるのですが 「あれは楽しみだから 苦にならない。 楽しんでいる」と 女房殿は言っていました。 楽しんでしているとは 知りま…

レモンの木の世話は大変らしい

レモンの木は 虫が付きやすく 世話が大変のように 私には見えます。 数時間 小さな庭で 虫取りです。 私には 悪戦苦闘のように 見えるのですが 「あれは楽しみだから 苦にならない。 楽しんでいる」と 女房殿は言っていました。 楽しんでしているとは 知りま…

長編小説「昭和」その209

209 清左衛門が 言ってから だいぶ時間が過ぎましたが 鶴松は 返事がありません。 清左衛門は 気が長い方で ゆっくりと 鶴松の返事を待っていました。 清左衛門が 鶴松を 見れば見るほど 萎縮してしまって 鶴松は ますます声が出ません。 数十分の 沈黙の時…

長編小説「昭和」その209

209 清左衛門が 言ってから だいぶ時間が過ぎましたが 鶴松は 返事がありません。 清左衛門は 気が長い方で ゆっくりと 鶴松の返事を待っていました。 清左衛門が 鶴松を 見れば見るほど 萎縮してしまって 鶴松は ますます声が出ません。 数十分の 沈黙の時…

今年もレモンは豊作らしい

我が家の 小さな小さなお庭には レモンの木があります。 もちろん レモンの 番をしているのは 女房殿で 私は ただ見ているだけです。 柑橘類は 虫が付きやすく あっという間に 葉っぱがなくなってしまいます。 女房殿は 毎日見回り 虫を 取っていました。 無…

今年もレモンは豊作らしい

我が家の 小さな小さなお庭には レモンの木があります。 もちろん レモンの 番をしているのは 女房殿で 私は ただ見ているだけです。 柑橘類は 虫が付きやすく あっという間に 葉っぱがなくなってしまいます。 女房殿は 毎日見回り 虫を 取っていました。 無…

長編小説「昭和」その208

明治17年の 無事に 収穫も終え 農作業も 少しだけ一段落して みんなが ホッとしている時 清左衛門は あることを考えていました。 家督を 譲って 隠居したいと 思っていたのです。 まだまだ働けるのですが いつまでも 出しゃばっていたら お家のためにならな…

「哀愁のヨーロッパ」聞きました。

コメントで 哀愁のヨーロッパを聞いてみたらと 助言を頂きましたので youtubeで 聞いてみました。 出だしで 哀愁を感じました。 最後の方は 哀愁でないような気がします。 そんな曲なんですね。

いつもの秋と違う感じがします。

私は 6月夏の生まれですので 今秋で 64回目になります。 しかしながら いつもの秋と 全く違う感じがするのです。 具体的にどう違うのかというと はっきりとは言えないのですが 次の様な点です。 1.秋になってから暑さを感じない。 残暑を感じません。 2.…

いつもの秋と違う感じがします。

私は 6月夏の生まれですので 今秋で 64回目になります。 しかしながら いつもの秋と 全く違う感じがするのです。 具体的にどう違うのかというと はっきりとは言えないのですが 次の様な点です。 1.秋になってから暑さを感じない。 残暑を感じません。 2.…

長編小説「昭和」その207

15才を超えて 私塾に行く人が ほとんどなかった時代だったので 私塾では 一番年長に なっていました。 勉強は嫌いでは なかったのですが 何分 気力と 体力がない 鶴松ですので ズルズルと 惰性で勉強していたというのが 実情でした。 当時の勉強が とくに 田…

長編小説「昭和」その206

新しいお家が 良いのは 古今東西同じです。 鶴松は 他の人に迷惑を かけないために さっさと 引っ越ししたのですが みんなには そんなふうには 見えませんでした。 「何の手伝いもせず 新しい家に 一番で引っ越しするとは どういうこと」と 思われてしまった…

私のページがトップに表示されている!!

「ロフト付 意味」で検索したら私のページを参照していた。 どんな仕組みになっているのだろうか知りません。

長編小説「昭和」その205

鶴松は 家の建築に 声がかからなかったことを 残念に思っていました。 役に立たないことは分かっていても 頼んで欲しかったと 思ったのです。 前に 働き始めた 12才の頃からは 相当大きくなって 背だけは 親の清左衛門と 同じになっていました。 頼りにされ…