ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

愛犬アスカルの童話

はしれ!アスカル

昔々ある国におじいさんが、
愛犬のアスカルと一緒に住んでいました。
その国の王様は、疑い深い王様で大臣やお妃様まで、
牢屋に閉じこめていました。

ある日、おじいさんの友達も牢屋に入れられたので、
おじいさんは、王様の所へ行きました。
おじいさんは、「友達は、わるい事をしてません。
人を疑っては、いけません」と王様に言いました。
王様は、「おまえは、人を信じる事が、できるのか」と強い調子で言いました。
「はい」とおじいさんは、大きな声で言いました。
「それなら、おまえは、友達の代わりに牢屋には入れるのか」と尋ねました。
おじいさんは、即座に「入る事が出来ます。」と答えました。
「そうか、それなら、おまえの一番大好きなものは、何か」と聞きました。
おじいさんは、「アスカルです」とアスカルの方を向いて言いました。
「それなら、アスカルに命じる。
今から、あの恐山に上って山の上に咲いている花を取ってこい。
あしたの日が沈む時までに取ってこい。
もし間に合わないなら、おじいさんは、永久に牢屋に入れておくぞ」
とアスカルに向かって急に大きな声で言いました。

アスカルは、心の中で「何でそうなるの????」と思いました。
でも大好きなおじいさんのためだから、行ってみるか。
恐山には、一度ハイキングで行った事もあるし「大丈夫かな」と思いました。
アスカルは、「ワン」と一声鳴き恐山に向かって走り始めました。
アスカルは、その日の夕方には、恐山の頂上に、来ていました。
そこで花を取って首輪にしっかりと付けて帰り始めました。
暗くなった山道は、少し怖かったけど、アスカルは、走りました。
しかし、そのときアスカルは、ぬれた山道で足を滑らせて、
谷底に真っ逆さまに、落ちていきました。
アスカルは、「アレー」と叫びながら川の中にドブンと落ちました。
アスカルは、必死でもがきながら、犬かきで、水面にでて泳ぎました。
どれくらい泳いだことでしょう。
アスカルは、すっかり疲れて、水の中を漂っているました。
心の中で「もうだめだ。疲れた。このままでは、約束の時間までに、花を持っていけない。
神様、助けてください。」と叫びました。
そのとき、アスカルは、何かにコツンと当たり、目を覚ましました。
目を開けると、向こうに朝日が昇っていました。
アスカルは、岸に上って、ブルブルと水を切りました。
まだ、街までは、だいぶあります。でもアスカルは、もう疲れて一歩も歩けません。
川岸に、へたり込んで、ぐったりしてしまいました。

そのころ、おじいさんは、王様の前にいました。
王様は、「アスカルが帰ってくると思うのか。おまえは、信じているのか。」
とおじいさんに聞きました。
おじいさんは、「信じています。アスカルを信じています。」
「本当か?もう昼を過ぎたぞ!犬の足ならもう着いたとしても、おかしくは、ないぞ。本当に信じているのか?」
と王様は、疑いの目でおじいさんに言いました。
おじいさんは、大声で「アスカルを、私は、信じます!!」と自分に言い聞かせるように言いました。

この頃、どれくらい寝ていたでしょう。アスカルは、夢の中でおじいさんの叫びを聞いたのです。
アスカルは、立ち上がり歩き始めました。
街に向かってよろよろと歩き始めたのです。
アスカルは、疲れていたけど、足が止まることは、ありませんでした。
もう街が見えました。そして城が見えました。
でも太陽が沈みかけて西の空を真っ赤にしています。
アスカルは、走り始めました。そんな力がどこに残っていたのでしょう。
アスカルは、力強く走り、城の中に駆け込みました。
そうまさに、日が沈んだその時です。

王様を始め、城の誰もが、アスカルは、帰ってこないと思っていたので、
疲れ切って、倒れ込んだアスカルを、見たすべての人々は、一瞬静まりかえり、
その後、大きな賞賛の拍手と歓声を、出しました。

王様は、その場に倒れ込んだアスカルに駆け寄り、涙を流しました。
「わしが、わるかった。皆に迷惑をかけた。
すべてのものを、牢から出し自由にするのじゃ。」と王様は、言いました。

これを聞いた人々は、アスカルに駆け寄り、アスカルを抱いて、いつまでも踊ったそうです。

翌日、おじいさんとアスカルは、たくさんのおみやげを王様にもらって家に帰りました。
おじいさんは、アスカルに言いました。
「アスカル、私は、わるい人間です。
アスカルが帰ってこないのでは、ないかと一瞬思ってしまった。
アスカル!私を、蹴ってくれ!」
それを聞いたアスカルは、
「いえ、僕こそわるい犬です。もう帰らないと、一瞬僕も思いました。
僕を、ネコニャンやって!」と言いました。

おじいさんとアスカルは、それから仲良く暮らしたそうです。



アスカル;わー!わー!涙!波!
     涙なしには、読めないワン
お父さん;わー!わー!涙!涙!
     涙なしには、読めないー
アスカル;名作そのもの アスカル格好いい!!
お父さん;そうだね。
アスカル;ところで、読者は、思うよ。
     最後の「蹴り」と「ネコニャン」て何か
お父さん;そうだね。説明しないとだめだね。
     「蹴り」とは、お父さんがアスカルを散歩させようとするとお父さんを蹴る行為
     「ネコニャン」とは、アスカルが子供の時、悪いことをしたときに、猫のように首を持ってつり上げる行為
      (「ネコニャン」は、アスカルが大きくなってからは、していない)
アスカル;「蹴り」は、お父さんに親愛の情を示すものでお父さんを、いやで蹴っているのでは、ないよ。
お父さん;そうかなーー???