ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

だんご汁は、おいしかったかな?

子供のころは、平素は、だんご汁を食べていました。
こちらの地方では、「すいとん」のような食べ物を、
だんご汁といいます。
麦を冬作に作っているこの地方では、
主食は、麦です。
お米は、大切な現金収入となりますので、
ほとんどを、供出(食管制度の時に政府に買い上げてもらうこと)し
平素は、麦を食べます。
麦は、お米と違い、そのままは、食べられません。
周りが硬くてそのままでは、炊けませんので、
押し麦にするか、粉にしてしまいます。
麦を機械でぺちゃんこにしたのが押し麦です。
押し麦だけを炊くとにおいは、臭いし、口の中が籾殻でも食べてるようで、
とても食べられたものでは、ありません。
それで、貴重なお米を、混ぜます。
押し麦4に対してお米6の割合で炊くのが基本で、
これが半麦米(はんばくまい:子供のときは、漢字がわからなかったので、
はんぱくまいだと思っていました。)
です。
倹約家(良く言えば倹約家ですが、早く言えば貧乏なだけかもしれませんね。)
の我が家では、押し麦5に対してお米5です。文字通り半麦米です。
麦ご飯ばかりでは、飽きてしまいますので、
麦を粉にして食べます。
隣村までリヤカーに麦を積んで粉にしてもらう工場まで持って行きます。
代金は、麦で支払います。持って行った量がかなり少なくなってしまいます。
麦の粉は、今皆様がご存知の小麦粉とは、似て非なるものです。
大麦ですので、粘りや食感がまったく違います。
もちろんうどんのようなものは、作れません。
それで、水で練ってお湯の中に落とします。
このあたりの地方では、味噌味で、
キャベツ・大根のような畑で取れる野菜を混ぜて作ります。
お米は、普通は、入れません。
今考えると、出汁もとりませんので、
はっきり言っておいしくなかったように思います。
でも麦ご飯より、汁物になっている分だけ食べやすかったように覚えています。

やっぱり腹いっぱい食べられたら幸せだと考えた時代ですので、
麦ご飯でも、だんご汁でも良かったように思います。

「貧しかったけど楽しかったあの頃」 ですね。