ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

電話が初めて付いた時

我が家に電話が付いたのは、
たぶん昭和36年ぐらいでは、ないかと思います。
3年間ぐらい待ってやっとついた電話です。
昔は、クロスバー式交換機であったので、
電話を一台増やすためには、
クロスバー交換機をふやさなければなりません。
また電話の回数を記録する計器もふやさなくては、ならないので
そう簡単に加入電話をふやすことは、できませんでした。

昔技術家庭科の教科書にクロスバー式の交換機の
メカニックが書いてあって本当に感心したことがあります。
ダイヤル式電話機のダイヤルを回すと
その回数だけ電気が流れ、
電話局の中にあるクロスバー式の交換機がその電気の流れた回数分だけ
接点が上がっていくのです。
磁石仕掛けになっていて、
2回目にダイヤルから電気の流れがやってくると、
横に回転するのです。
上に上がって横に動くので、クロスバー式です。
これで2桁ができますから、6桁の電話番号を動かすためには、
クロスバー式交換機が3組必要です。
すごいですよね。

初めて電話がついた時、
我が家では、
まず自分の電話番号に電話をして話し中であることを確かめました。
今もしますよね。

それから
母は、逓信省で電話交換士をしていましたから、
電話をする時は、やけに声が高いです。
昔は、レシーバーやマイクの感度が悪かったので
大きな声でないと通じなかったからでしょう。
私は、ビックリしました。

その電話も、局番の最後に1が付いて、
その後最初に6が付きました。
全部で8桁になってしまいました。
今では、その電話に、
フリーダイヤル・転送電話も付いています。

これも、ビックリですよね。