ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

昭和30年頃の我が家のお正月

お正月

お正月は、病気がちな私にとって
お医者様が休みになるので
昔からいやでした。

昭和32年頃の我が家の正月について書いてみます。
父母兄の農仕事が全休になるのは、
正月三ヶ日だけです。
朝は、きっと7時半ぐらいに私は起きます。
「福が逃げる」と言って木の雨戸は開けません
母は、雑煮の支度のためもっと早くもちろん起きています。
父・兄と同じ時間に起きるのは正月ぐらいです。
ちょうず(朝顔を洗うこと)を使ってから
お膳に向かいます。
お雑煮と黒豆・ごまめ・数の子が朝食メニューです。
父が「おめでとうございます」言います。
皆が「おめでとうございます」と答えます。
それから黙々と食べます。
食べた後父・兄は、布団の中に入ります。
寝正月です。
父がいますので静かにしなければ、
鉄拳が飛んできます。
寝たくもないのですが、
お布団の中でじっとしています。
お昼は麦ご飯とお漬物
夜は麦ご飯と前日に焼いた魚を食べます。
父と兄には大きめの魚です。
2日は雨戸を開けます。
父・兄は昼の服に着替えます。
正月ですので新しい服をおろします。
それから下駄も新しいものに変えます。
新しい下駄は、はなごが痛いので
あまり好きではありません。
たぶん父は、紋付に着替えて
午前中にお年賀に行ったような気がします。
4日なると全く普段と変わりません。

お正月は働く人のためにあるんですよね。
お年玉もありません。
私のような子供にはあまり正月は、、、、、
でも母がいつも家に居るので楽しかったです。