ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

昭和30年ごろの我が家の一日  食事編 その8 だんご汁

昭和30年ごろの我が家の一日  食事編 だんご汁

我が家では「だんご汁」と呼んでいましたが、
だんご汁は九州地方の郷土料理です。
また「すいとん」と呼ばれるものとものは、
しょう油味で我が家のレシピと違います。
私の住んでいる地方では「だんごじる」は、
代用食(お米のご飯が無いときに食べる倹約食)です。

そのレシピは次のようです。
季節の野菜を水煮します。
水は汁物を作りますから多い目です
季節の野菜は大根・白菜・キャベツ・人参・菜っ葉
ジャガイモ等なんでもいいです。
一品でもいいですが何品を入れてもいいです。
だしは普通ありませんが、
だしじゃこのだしを使えば美味しく仕上がります。
小麦粉(薄力粉)を水溶きします。
その硬さは、てんぷらに使う柔らかさよりも硬く
うどんに使うよりかなり柔らかいです。
柔らかくなった野菜の鍋に
溶いた小麦粉を箸で切りながら流し込みます。
なるべく小さく入れます。
中まで火が通っていないと粉っぽくて美味しくないです。
だんごが煮えると味噌を入れて出来上がりです。
美味しく仕上げる場合は
薄あげを入れます。
また小麦粉に中力粉を使って耳たぶの硬さによく練り
手で薄くちぎりながら入れていくと
団子が薄く仕上がり味がしみこんで美味しいかもしれません。
お茶碗に入れれば出来上がりです。
ご飯の代わりに食べるものですから、
味噌は控えめにして薄味に仕上げます。
私は何度も食べました。
普通は昼ごはんで
「だんごじる」の場合は
麦ご飯・おかずはありません。
何杯も食べることになります。

皆様食べましたか。
美味しく作れば美味しくできるのですが
倹約食ですので
味はもうひとつです。