ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

昭和30年代の我が家の見取り図

今日は、卑近な話なのでご注意下さい。

私が住んでいた昭和30年代のトイレは、
外にありました。
くみ取り式ですので
こちらの地方では、外に設けるのが
普通でした。


でくと大きさは、畳一帖大ぐらいです。
屋根は、瓦葺
壁は、小舞竹に土壁の荒壁のみの仕上げです。
窓は、そこだけ荒壁を塗らずに
開けておきます。

小便器は、
「こえたんご」と呼ばれる器が置いてあります。
大便器は、ためつぼの上にあり、
木の床に穴が開いています。
今なら陶器の便器でしょうが、
そのようなものもありません。
木製の「きんかくし」が付いています。

紙は、新聞紙が適当な大きさにきっておいてあります。
手を洗う水だめが出口に吊ってあり
下の棒を上げると少し水が出るのです。

話は、少し代わりますが、
トイレは、「せんち」とも言います。
「せんち白壁」といわれてた人がいました。
外にあるトイレに
荒壁だけでなく、
白の漆喰を
塗っていたため
やっかみから出た
あだ名だと思います。
別にお金があれば
お金を出してもいいですよね。