ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

昭和30年代始めの頃 さくら荘 その11

昭和30年代始めの頃 さくら荘 その11

天井は時間と共に隙間が空いてくると言いました。
「じゃ床はどうなの。」
といわれる方もおられると思われます。

昔のことですから床も隙間が空いていました。
さくら荘の和室は、もちろん畳敷きです。
畳の下は、杉の荒板です。
厚さは、5分(15mm)で
幅は、6~7寸(18cm~21cm)程度です。
幅がある分
横方向に縮みます。
張ったときは、
隙間がなくても
徐々に木が乾燥収縮して
隙間が出てきます。
目透かし張りのような貼り方になってしまうのです。
それに畳が安いものですので
隙間ができてしまいます。

こうして畳・床板・天井が
隙間でつながり
2階と1階が連絡できてしまいます。

だから、この隙間をふさがなければなりません。
どのようなものでふさいだでしょうか。

それは、新聞紙です。
床板の上の新聞紙を並べるのです。
2重ぐらいに並べます。

風が強い日は、
窓を閉めていても
新聞紙がめくれて
畳を敷きこむのが
大変でした。

畳を表替えのために
のけた時は、
下の新聞紙を
ごみを落とさないように
ゆっくりとたたみます。

数年前あるいは、
10数年前の新聞紙が
下にあったりすると
思わず読んでしまいます。

懐かしいですよね。