ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

昭和30年代初めの頃 うちわ その6

昭和30年代初めの頃 うちわ その6

夏でうちわをパタパタやって
涼をとるのは
たいへんですが、
冬場でも昔は、
パタパタしなければならないのです。

それは、
火をおこすときです。
今は、スイッチポンですが
当時はなかなか大変です。
からけし(たぶん殻消しと書くのかもしれません)を使って
魚でも焼く手順を書きますと
まず殻消しをを用意しなければなりません。
これは、お風呂などを沸かしたときの
蒔きの残り火を
殻消壷に蓄えておいたものです。
普通の炭より
火がつきやすいのが
特長です。
だからと言って
マッチで付けられるような
ものではありません。
まず かんてき(七輪のこと)に
くしゃくしゃと新聞を丸めて
火をつけて入れます。
直後に
殻消しを上に乗せます。
新聞が燃え終わったら
かんてきの下の
空気を入れるところから
うちわで扇ぎます。
そうすると
殻消しの火は、大きくなり
ようやく炭に火がつくのです。
その間煙も出ますし
すすも出ます。
現代と比べれば
それはそれは、大変です。

と言って私はしなかったのですが。
お母さんごめんなさい。
ありがとうございました。

いろいろに使えて
とても便利で
必需品の
そんなうちわは、
どのようにして
手に入れていたのでしょうか。
今なら
きっとどこかでもらってきたものでしょうが
生産性の悪い当時
対価なしにいただけなかったのではないかと思います。
例えば買い物を良くしたとか
上得意だとかでないともらえないでしょうから
節約家のわが家が
もらえたのは
僅かかなかったかもしれません。
それできっと買ってたのでしょう。

古いのがあったような気がします。
紙で修理しているのもあったように
記憶しています。

でも確かなことはわかりません。
何しろ私にとっては、
大昔のことですから、、、