ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

昭和30年代初めの頃 蚊帳(かや) その2

昭和30年代初めの頃 蚊帳(かや) その2

蚊帳のつり手について
少しお話を、、、

蚊帳は昔には、
ゆっくりと寝るための
本当に必需品です。
当時は割りと高価なもので
大切にあつかっていたとことでしょう。

終戦間近いころ
金属類の供出が
政府よりお達しありました。

どこの小学校に有った
二宮金次郎銅像も供出されたのです。

そんな時庶民は、
蚊帳のつり手を供出したのです。

前にも言いましたとおり
丸い輪になっていますので
取るためには、
アルミの輪を切ってしまうか
アルミの輪を止めている
紐を切るか
紐の元をほどくかです。

アルミの輪は、切れないし
紐を切ったら
蚊帳を吊るとこに困るので
紐を止めている
ところをほどく方法だったのでしょう。

でも紐は、しっかりと飾り縫いで
補強の布に止められていますので
取るのもまた同じように付けるのも
大変であったように推測されます。

そして取ったアルミは、
ほんの少しです。

こんなことをしているようでは、
とても勝てませんよね。

でも供出品は、戦争に使われることなく
戦後の一部の人たちの復興に役立ったようです。

昔は大変ですよね。