ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その6

しばらく顔を見合わせて
なぜだか分からず
笑っていたのですが、
ふたりはハッと気がつきました。

ふたりは同時に
「電車」と叫びました。
次郎は
慌てて
切符を買って
、 待っていたあずさと
手をつないで
改札を通って
8番線に上る
エレベーターへと
走った。

上ろうと
上を見ると
駅員さんが
旗を振って
×印を作っていました。

無情にも
終電車
ホームをガタンガタンと
音をたてて
出て行ってしまいました。

ふたりは仕方なく
また改札を出ました。

あずさ:
「ごめんなさいね。
私のために電車に遅れてしまって
本当にごめんなさい。」
次郎:
「大丈夫だよ。
大阪は慣れているから、
それよりタクシーで帰るの?」

あずさ:
「タクシーで
園田まで帰ると
夜間料金も掛かるし
5千円くらいかかると思うは、、
そんな金があれば
大阪で明日まで遊んだ方が
経済的かしら、、、」

次郎:
「それもそうだね。
じゃー僕も
パーと遊んでみよう。
一緒に行く?」

あずさ:
「行きましょう。
何か体を動かす遊びが良いな。
何か食べ過ぎたような気がするから。」

次郎:
「そうだね。
僕も飲み会で
食べ過ぎたよ。
ゲームセンターへでも行って
体を動かそう。」

と話して
大阪梅田の
歩いて近くにある
ゲームセンターに行きました。
そこで
モグラ叩きや
ボクシングゲームなどの
汗が出るゲームを
何回もふたりは
競うようにやっていたのです。

あずさは
十数時間も
働いた後なのに
そんな力がどこにあったのでしょうか。

いや別の力が働いたのかもしれません。
次郎と遊ぶのが
楽しかったのかもしれません。

一方次郎は
大阪の工場では
重労働です。
重い工具を
使って
重い機械の調節です。
土曜日の朝9時から始まって
夕方の5時過ぎまで
フルタイムで働いて
それから
飲み会そして
ゲームセンターですから。

次郎も
やっぱり若いので
がんばれるのでしょうか。

こんなふたりは
他のカップルもうらやむほど
仲良くゲームに興じていました。