ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その10

あずさと次郎の話は
食べるのも惜しんで
続きます。

あずさ:
「違うの
のぼるのがそれほど大変じゃないのよ。
私のロフトには
互い違い階段というのがあるのよ。」

次郎:
「何それ?
『だからそれいいいかげん』って何」

(笑いながら)
あずさ:
「違うよ
互い違い階段よ
足をのせる段が
互い違いにあるの。
だから半分の長さで
上れるのよ」

次郎:
「おもしろそうだね
私も上ってみたいな。」

あずさ:
「だったら今からくればー
そんな階段ぐらいすぐ上れるよ」

(うれしそうだけど
少し残念そうに)
次郎:
「だめだよ
7時の便で
石川に帰らなければならないから。
残念無念、、、
またの機会でも良いかな」

あずさ:
「そうなんだよね
。 7時なんだから
今から帰られないよね。
またメールお願いね。」

次郎:
「そうだ僕たちまだ
メール交換してないんじゃない。」

(少し笑って)
あずさ:
「そうよね。
もうこんなに話し込んでいるのに
そうだったよね。」

(ふたりは携帯を取り出し
操作して
ふたりで
ピッピと
しました。)

次郎:
「これでいいぞ
またメールするね。
そして
園田に行くよ。」

あずさ:
「駅まで迎えに行くから
メールしてね。
あなたの住んでる
金沢って
兼六園で有名な所よね。
友達と前行ったことがあるわ。」

次郎:
「金沢と言ったら
兼六園ね。
でも僕の住んでいるところは
兼六園とは
正反対の方なんだ。
またきてね
金沢案内するよ。」

あずさ:
「行く行く
絶対行くよ。
案内してね。
今日はちょっと寒いね。」

次郎:
「そういえば今日は
冷えるね。
朝早いからね」

こんな話は
ズーと続きます。
ふたりの生い立ちや
友達のこと
仕事のことや
たまたま隣に座った
人のことまで
なんやかやと
止めどもなく
続きます。