ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

短編小説 「茶髪男と黒髪女の恋」その18

もちろん
あずさも
メールが来ないのを
手をこまねいて
時間が過ぎていったわけではありません。

あずさも
中学からの親友に
相談していたのです。

彼女はすでに結婚しており
子供ふたりもいたのです。
親友であり
人生の先輩でした。

土曜日の夜
あずさは
親友の家を訪れ
相談したのです。

ふたりは
ソファーに
隣同士に座って
話し合いました。

親友:
「何なの
急に相談があるなんて
何か大問題でも起きたの
私に出来ることなら
言って
あずさには私に結婚の時
お世話になりすぎたくらいだから。」

あずさ:
「そうねあの時は
相当手間がかかったわね。
大きく言えば
私がいなければ
あなたは結婚していないわ。
そのときの借りを返して欲しいの。
私土曜日の晩に
初めてあった人と
一夜を過ごしたの
でもね。」

親友:
「えー
えっー
あずさ!
そんなに早いの
私より早いじゃない!
それからどうしたの
まさか
私と同じで
子供が出来たと言うことではないでしょうね。
いやまだわからないか-。
どうしたのよ」

あずさ:
「何言ってのよ。
そんなわけないでしょ
ゲームセンターに行ってから
レストランで朝まで話し込んだだけ。
それ以上のものはないわよ。」

親友:
「ホント?
なんだそれ、、
もっと何かあったでしょう。
白状しなさいよ。」

あずさ:
「手をつないで
抱き合ったくらいかな。」

親友:
「もっとあったでしょう
キスをしたとか。」

あずさ:
「そんなことしていないわ
でもふたりは
そのときは
分かり合ったと思っていたの。
それなのに
連絡がないの。」

親友:
「それって
単にだまされただけじゃないの。
電話して確かめたら。
あきらめられるじゃないの。」

あずさ:
「それが出来るなら
やっているよ。
メールアドレスの記録がないの
だから連絡できないの。
どうしたらいいの。」

親友:
「相手の男の子は
どんな人なの」

あずさ:
「ものすごくかっこいいの
破れジーンズをうまく はきこなして
それが似合っているの
男の中の男って言う感じかな。
今でも
はっきりと思い出せるわ。」

親友:
「そんなことを聞いているのではないでしょう。」

あずさ:
「そうですよね
そんなこと話したって
わからないですよね。
茶髪でね
石川県に住んでるんだって。」

親友:
「エー
あなたが
茶髪の人と
お付き合いですって
何かの間違いじゃない
『茶髪はいや』と
言ってたじゃにの
あなたの黒髪に
似合わないじゃないの。」

あずさ:
「そうだと思っていたんですが
茶髪は似合う人と
似合わない人がいるんじゃないかな。
次郎は似合うのよ。」

親友:
「次郎って言うの
あなた遊ばれたんじゃないの。
お金を貢がなかった?」

あずさ:
「あなたと違うわよ
お金を出してくれたぐらいです。
ふたりは
愛し合っているのよ。」

親友:
「それなら連絡来るはずでしょ。
相手にはメールアドレス教えたんでしょう。」

あずさ:
「だから相談しているんです。」

(こんな話はまだまだ続きます。)