ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトで南部せんべいをどうぞ 6話

日にちの設定を間違えて
12日していました。
物語が前後してしまいますので
本日に変更します。
申し訳ございません。



目の前に現れた徹は
すぐに分かりましたが
昔の徹とは
全く違いました。

すっかりサラリーマンというか
ビジネスマンになっていました。

昔に
あんな風に別れたけど
本当は別れたくなかったのです。

夕子は
「徹?
久しぶりね」と
とっさに答えました。

徹は「前はごめんね。

あの時は謝りに行ったんだよ。
クラス全員で
あの日の夕方に

でも家は誰もいなかった。

それから夜になって
雄志だけで
また行ったんだ。

でも夕子のお母さんに
夕子は今会えないと言われて
しまいました。

翌日は君が登校してこなかったし。
その明くる日は日曜日で休みだったんで
謝る機会を無くしてしまいました。

改めてごめんね。」
と気まずそうに言いました。
そういって
ゆうこの隣の椅子にすわりました。

夕子は
「そのことはもう良いの
あの時はムキになって
こちらこそごめんね」
と答えました。

徹は空港を眺めながら
「夕子は大阪に住んでるんでしょう。
夕子のお母さんがそういっていた。

岩手には何かビジネスで
平日だし、、、

僕は今は京都の会社に勤めていて
岩手の工場に
打ち合わせで
月に一度くらい来てるんだけど。」
と聞いてきました。

夕子は
南部せんべいを求めての旅とも言えず
「まあそんな所かな

徹はどこに住んでいるの?」と
ごまかして答えてしまいました。