リゾットを食べ終わった後も
ふたりの話は
続きます。
武:ところで
由美さんは
理想の人はどんな人なの
由美:
そうね
私の主人は
ちょっとお金持ちで
持ち家で
貯金は1000万円くらい有って
正社員で働いていて
その上優しくて
たくましくて
泳ぎが出来て
高い所も平気で
背が高くて
あまりないけどそのくらいかな。
武:
へー
そんなに多いの
クリア出来ないよ
由美:
あっ
一番大切な事を忘れたわ
やっぱり賢くないといけないよね。
私の父が言っていたわ
”貧乏は一代だけど愚は末代”よ
武:
それはそうだけど
大変ね
すべてをクリアするのは難しい-
まず貯金は1000万円もないし
家も持っていなし
頭はそれほど明晰ではないし
十人並みかな
背もそれほど高くないし
泳ぎもとくいではないし
そうだ
高い所は平気くらいかな
由美:
それでは
ちょっと無理ね
あきらめて頂かなくては、、、、
なーんちゃって
嘘だよ
そんなハードル高くしたら
私一生結婚出来ないよ-
でも賢い事は必要ですよね。
武:
へー
えー
まだハードル高いな
賢いというのはどの程度なの
例えば一流大学出でないといけないの
由美:
それは
他の事情によるよね
一概には言えないよね
武:
そうですよね
そう言うことは
感情の問題だから
昔から
あばたもえくぼ
と言うくらいだから
好きになったら
なんだって良いんですよね
由美:
それは極論じゃない
やっぱり
ある程度のラインはあるんじゃない
そのラインに達していない人とは
お付き合いしないわ
武:
単刀直入に言うけど
僕はどうなの
ラインに達しているの??
由美:
どうしようかなー
はっきりわからないわ
一度くらい有った程度で
第一武さんが
どの程度の頭脳レベルかわからないし
武:
そうですよね
じゃ次ぎも会ってね
由美:
どうしようかなー
会ってみようかな
あまりにもながく
リゾット屋さんいたので
店員さんににらまれてしまいました。
こんな話をして
次ぎに会うことを約束して
別れました。