ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

東男と京女の恋 20話

武は
色々と悩んでいましたが
その日はやってきました。

仕方がないので
会ってから考えようと言うことで
いつもの待ち合わせ場所に向かいました。

いつもと言っても2回目だから
いつもではにのですが
いつもなったらいいなと思いました。
それにハチ公は
よくよく見れば
愛らしいし
実家で飼っていた
犬に似ていてハチ公好きだったのです。

1時間の前にも行って
待っていました。
暇だったので
ハチ公を触ってみました。
冷たかったです。

そんなことをして
時間が経って
約束の10分前に
由美が来ました。

由美:
武さん待った?
ごめんねいつも遅くて
武さん早く来たんでしょう
時間通り来てくれればいいのに

武:
そんなことないよ
今来たばかりだよ
ところで
今日はどこ行こうか
全く思い浮かばないんだ
映画でも行く
映画がえいがな
って
どうかな

由美:
そんなこと考えていたんだ
武さんと結婚したら
そんなことばかり聞くのかな

武:
えっ
そんなこともう言わないよ

由美:
良いのよ
笑いがある人生は良いもの
ストレスがない人生は
最高の人生だから

武:
そうだよね
笑いは大切ですよね

由美:
笑いは大切かも知れないけど
上質の笑いが必要よね
ところで
どこへ連れて行ってくれるつもりなの
私の希望は
聞いてくれるの
映画はちょっと困ります

武:
映画はなぜダメなの

由美:
映画は
暗い所でしょう
何か雰囲気悪いんじゃない
それに頭が痛くなるの

武:
そうだよね
僕もそうなんだ

由美:
前と同じ場所で良いんじゃない
美味しかったし
雰囲気も良いし
ダイエットに良いよ
ダイエットする気はないけど

武:
僕も好きなんだ
じゃ行こうか

ふたりは
前と同じ場所に行きました。
席について
前とはちょっと違うものを
注文しました。

武:
前の答え
教えてくれる

由美:
前の答えって

武:
東京には坂が多い理由

由美:
まだそれが
気になるの

などと話して
まだまだ続きます。