ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

チャンネルを回す?ひねる?って何?

チャンネルは
今はどうするの?

過去に戻ってしまう
ショートショートの
「過去に戻ってしまったわ」の主人公真由子は
30年前
チューナー工場で勤めていたことになっています。

チューナーは
周波数を合わせる機器ですが
真由子の勤めていた工場は
テレビ用のロータリーチューナーを作っていました。

実は私の家の近くに
その工場があったので
撰んだのですが
今は
その場所には
マンションが建っています。

若い皆様には
テレビのチャンネルを合わせる所が
回転式になっていたなんて
ご存じないと思います。


今はリモコンですが
当時は
テレビの大体右肩付近に
回転できるように
羽の付いたチャンネルがあります。

このチャンネルの向こうには
長い胴のような物があり
その上に点々と
接点があります。

胴の接点が当たるように
筒状の物に
ポッチが出ています。

チャンネルを回すと
ポッチと点々が
繋がって
望みのチャンネルが映るという仕掛けです。

今は電子式で
そんな接点などないのですが
このロータリーチューナーには接点があります。
テレビが段々古くなると
この接点がうまく繋がらなくなってしまいます。

私の家では
チャンネルを回す所に
箱なんかで
調節して
合わしたりしたり
あるいは
後ろのふたを外して
ロータリーチューナーの接点を
磨いたりしたもんです。

それで高いテレビになると
金メッキをしていて
接点が劣化しないようにした
高級なロータリーチューナーも出ていました。


「チャンネルを回す」なんて言う言葉はもう使わないですよね。