ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトで勉強しましょ 18話

十詩子は
試験場に着くと
まず席を探しました。

小さいパイプ机と椅子
懐かしく座りました。
十詩子はとっておきの物を
鞄から出しました。

それは
座布団です。

豊岡は寒い所ですから
十詩子の母親が
作ってくれた物で
何年間も愛用していましたが
高校を出たとき
母親が少し作り直して
持ってきたのです。

座布団を
椅子に付けて
準備完了です。

ゆっくりと始まるのを待ちましたが
早かったので
眠たくなってきました。

「そうだ
勉強しなくっちゃ
どこが出るかなー」
と考え直して
勉強をはじめました。
勉強に熱中すると
すぐに時間が経って
試験官がやってきて
試験が始まりました。

十詩子にとっては
少し簡単すぎて
がっかりしながら
全部解きました。

だいぶ早く出たので
途中で退席もできましたが
悟と約束した時間まで
あったので
試験場内で待つことにしました。

十詩子は暇だったので
辺りを見回して
人間観察をすることにしました。

若い人が多くて
男女の割合は
半々くらいでした。

中には
40歳くらいの人もいました。
何となく
まじめな人が多いように思いました。

そんなことを考えていると
試験官が
時間を告げました。

十詩子は
座布団を鞄の中に
仕舞って
試験場を出ました。
待ち合わせの
校門の所に
急ぎました。

悟が
たくさんの人の中で
待っていました。

悟:
十詩子さんどうだった

十詩子:
どうかな
悟さんはどうなの

悟:
僕は
まあまあだな
ところで
まだ受けるの

十詩子:
そうね
課長が
日商1級を取るように言っているの
だからがんばらなくっちゃ

悟:
すごいね
じゃまだまだ続くんだ