水曜日になりました。 先日の晩に 炊いた マメご飯を お弁当に詰めました。 マメご飯は 傷みやすいので 入れようかどうか迷ったのですが 色が綺麗だし 早く行きたいのに それしかなかったので お弁当に入れてみました。 前日より用意していた ノートや引き用具を入れた 鞄も用意していました。 前に聞いた 充分なお化粧をして 国鉄尼崎駅に出かけました。 時間より だいぶ早く 着いたのです。 コンパクトを見て 身なりを 点検しました。 待っていると 悟が地下道をくぐって 早くやってきました。 悟は 試験の時に出会った時と 同じ服装でした。 悟: おはよう 十詩子さんだいぶ待ったの 十詩子: おはようございます。 今着たところです。 悟: じゃ行こうか 鶴橋まで切符を買って 十詩子: 鶴橋? なかなか良い駅名ね 鶴と関係あるの 悟: そうだね 鶴と関係あるのかな わかんないわ ふたりはそんなことを良いながら 改札で 切符を切ってもらって ホームに入っていきました。 悟は 十詩子の 白いワンピースに 黒い長い髪が とても眩しく見えました。