ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトで勉強しましょ 25話

大阪で乗り換え
環状線に乗って
鶴橋まで行きました。

鶴橋で
近鉄線にに乗り換え
大学まで行きます。

どちらの電車も
混んでいました。
十詩子は
自転車で
通勤してましたから
朝のラッシュが
こんなに大変だと言うことを
初めて実感しました。

悟に
「混んでるね」
と言いながら
乗客に押されて
悟とに引っ付いたとき
十詩子は
ビーとした感覚を
体に感じました。

十詩子は
混んだ電車も
「いいな」と思いました。
「こんなんだったら
毎日通いたいもの」
とも思いました。

そんな通勤ラッシュで混んだ電車を降りて
大学通りを大学に向かいます。

大学へ行く人の波が
川のように
流れていきました。

十詩子:
すごい人ですよね。
大学までズーと続いているのですか。

悟:
そうかも
大きな大学だから
でももう少し遅い時間なら
付属の高校の登校時間と重なって
もっと混むんだよ
それがいやだから
少し早いんだけど
この時間にしています。

十詩子:
そうだよね
そんなに混んだら
大変だものね
(でもそれ良いかも
今度来るときは
少し遅い時刻にしよう)

そんなことを考えながら
大学に着きました。

悟:
ここが大学です。
ちょっとしたビジネス街でしょう

十詩子:
そうね
御堂筋のビジネス街のようね

悟:
そうだよね
話によると
1年が経って
新しい学生が入ると
新しいビルが建つんだって

十詩子:
そうなの
悟さんが
勉強している教室はどこなの

悟:
あちらのあの角の
建物
あの建物の5階

十詩子:
高い建物ね
ちょっとドキドキする。

悟:
別になんてことないよ
心配しなくて良いから

ふたりは建物の中に入っていきました。