ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトで勉強しましょ 35話

勉強に明け暮れて
時間が過ぎて
まず簿記の試験がありました。

十詩子は
課長には「大学が大変だから
簿記の試験は
受けなくても良い」と
言われていたのですが
悟と同じ試験も
受けたかったのです。

でも試験勉強も
悟とは
しなかったし
受けた後
喫茶店にも立ち寄らず
部屋の帰って
勉強しました。

2月の始めに
大学の試験を受けに行きました。

大学には
悟も来ていて
励ましてくれました。
悟はその日は
授業がなかったのですが
来ていたのです。

その日は
太陽が照っていて
冬とはいえ
暖かい日でした。
悟は
図書館で
待ちました。

夕方になって
約束の時間になったので
悟は
大学の門のところに行きました。

日が西傾き
すこし寒くなってきました。
悟が門の付近で待っていると
すこしうつむき加減で
十詩子が
学舎から出てきました。

悟は
あまり元気がなかったみたいの
十詩子に
聞けませんでした。

二人は
黙って
駅へと向かいました。

十詩子は
以前に
二人で入った
喫茶店が
近づいたので
十詩子の方から
喫茶店に入りたいと言いました

悟は
すこし安心して
喫茶店に
二人で入りました。

十詩子の方から話し始めなした。

十詩子:
今日の試験
力が出せなかったわ
とても百点とは行かないの
残念だわ
これじゃ奨学金をもらえるかどうか心配だわ

悟:
じゃ
合格してるんじゃないか
良かったね
奨学金は何とかなるよ
十詩子さんは
僕なんかと違って
ものすごく賢いんだから

十詩子:
そんなことないです。
悟さんは
優秀ですよ
でも私はお金がないから、、、、
、、、

悟:
ごめんなさい
ぬくぬくと大学に行っていて
ごめんね

十詩子:
悟さんが謝る必要がないわ
明日会社の上司に
もう一度
相談してみるわ
会社の奨学金制度は
条件が良いです。

悟:
ぼくが何か出来ることがあったら
言ってね
少しのお金なら助けることが出来ると思うよ。
お年玉を貯めているんだ
小学校からの分を貯めているんだ

十詩子:
私も貯めているわ
でも少ししかないの

悟:
ぼくと一緒だね
自分では相当あると思うんだけど
母親がね
谷で貯めるも
溝で貯めるも同じだから
貯めておくと言ってね
ぼくは相当あると思うんだ

十詩子:
その時は
お願いします。
絶対に返しますから、、、