ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ロフトで勉強しましょ 36話

翌日課長のところに行って
昨日の試験の様子を
報告しました。

敬子にも話したように
それほどの成績でもなかったことを話しました。

課長に
会社の
奨学金のことを
十詩子はお願いしました。

課長もそこのことは気にしていて
本社の人事課長に
奨学金のことを
聞いていたのです。

課長は
「奨学金は
総合職の事務職で
成績優秀なものか
特別な技能を身につけるために
学校に行く者と言うことになっているそうです。

成績優秀とは
全体の上位2パーセントに入っていることで
特別な技能とは
会社の職務上必要な技術だそうで
経理課なら
電子計算技術だそうです。

我が社も
電子計算機を
導入して
経理業務を
効率化しようとしているので
ちょうどその線が良いんじゃないかな。

君の志望大学も
電子計算処理だから
ちょうどこれで良いんではないかな。

でも経理課長に言うには
それで奨学金を受けると
卒業後
相当転勤になるかも知れないらしいよ。
何しろ我が社の
電子経理の先頭になるんだから
本社や支店を回らなければならないんだそうだ

十詩子さん
大丈夫かな
転勤族になって
結婚何か出来なくなるよ。」
と十詩子に話しました。

十詩子は
奨学金を頂けて
悟と同じ大学に行けるなら
転勤なんか先のことで
いいと思っていたのです。

課長が持ってきた
たくさんの書類を
もらって
合格したら
提出するように
言われました。

それから数日過ぎて
合格の知らせが
部屋に届きました。

その届いた夕方
家主さんのところに
呼び出し電話がありました。

豊岡のお母さんからの電話で
合否を聞く電話でした。

同じように
悟からも電話があって
家主さんにも
大学の合格のことも話しました。