ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトで勉強しましょ 41話

十詩子は朝になって
目が覚めて
今まで考えたこともなかった
仰げば尊しのことを
深く考えました。

出社するまでに
駅前の公衆電話から
豊岡の実家に電話をしました。

十詩子は
「お金を送ってくれてありがとう
手紙もありがとう
私会社から
奨学金をもらうことになったので
これ以上のお金はもう良いの
これからは一人で出来るから
また困ったら
頼むから
それと余裕が出来たら
また仕送りするね」と
母親に
一方的に話して
電話を切りました。

会社に行って
課長に奨学金に必要な書類を渡しました。

課長や、敬子や同じ課員は
これから十詩子を応援することになります。

入学金はお祝い金でまかない
学費については
会社からの奨学金や
少しの蓄えで
大学に納付しました。

年度末と言うこともあって
仕事は忙しくて
悟とは
入学式まで
全く会えませんでした。

入学式の日
会社を休んで
十詩子は
向かいました。

入学式では
紋切型の挨拶
などがあって
すぐに終わりました。
新入生は
教室で
オリエンテーションがあって
色々と説明や書類をもらって
その日は午前中で終わりました。

十詩子は
弁当を
食べてから
悟のいる教室に向かいました。