11月のある日 テレビで オリオン座の流星群が 現れると 報じていました。 その日の晩 莉子は なぜか目がさえて 寝付けなかったので 流星群でも 見るために ロフトの天窓を開けて 空を見ていました。 何気に空を見ていると 流れ星が見えました。 莉子は 「きれい」 と言いました。 夜空に 流れ星が流れるのが 美しかったので 莉子は そういっただけだったのですが それを聞いていた ものがいたのです。 それを聞いていたのは 誰あろう 流星の妖精でした。 そうなんです。 流れ星が流れている間に 望みを言うと 叶うという あの 迷信は 本当だったのです。 そういわれた 妖精は 莉子を 綺麗にしなくてはならなくなりました。