ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ロフトの奇跡 その15

妖精に
いろんなことを
指図される莉子でした。

やっとのことで
自分の家に
上がった莉子は
食卓の上を見ました。

から揚げと
野菜サラダ
煮豆とお汁が並べられていました。

莉子:
わーおいしそう
食べてもいい?

妖精:
食べる前に話しがあります。

莉子:
おあずけなの
食べてからでいいでしょう。
エーとなんだったかな
そうだ

「天にいるかも
神よ
今日のから揚げを
私に
与えてくれて
ありがとう。
明日も与えてほしいよ。
あすは、肉料理がいいな」

これでいいかな

妖精:
あっ
そんな言葉に代えている
今日は晩御飯抜き

莉子:
冗談よ
ーー早口でーー
「天にましますわれらの神よ
今日の糧を
私たちに
お与えくださいまして
ありがとうございます。
明日もよき日なりますように
神様の祝福があらんことを」

妖精:
心がこもっていないわ
やっぱりご飯抜きかな

莉子:
すみません
ーーゆっくりと心をこめてーー
「天にましますわれらの神よ
今日の糧を
私たちに
お与えくださいまして
ありがとうございます。
明日もよき日なりますように
神様の祝福があらんことを」


妖精:
はいはい


莉子:
二度返事はよろしくありませんじゃないですか。

妖精:
あらっ
そうですね
ごめんなさい。
じゃ
頂きましょう。

莉子:
頂きます。

ふたりは愉快に話しながら
食べ始めました。

妖精の作った料理は
本当においしくて
莉子は
大満足です。
莉子は
揚げ物は
苦手だったので
家では作らなかったので
妖精に作り方を
教えてもらいました。

今度の日曜日に
妖精が料理を教えるということで
話がまとまりました。