この後順調に ΔE-Typeを数台 受注して 売り上げますが 数ヵ月後 またもや大きな難題がやってきます。 それは 東京のインターネットを見た 顧客からの電話で始まります。 顧客の言うのには その地域では ロフトへの階段は 取り外しが出来ないといけないということに なっているということです。 互い違い階段は その時には ΔE-Typeしかなく もちろん取り外しは不可能でした。 そのため顧客は 取り外しが出来る 互い違い階段を 要求してきたのです。 電話に出た父親は 顧客の要求はよく理解できましたが しかし互い違い階段を 取り外すのは どのようにすべきか 直ぐにはわかりませんでした。 そこで 「考えさしてください」といって 連絡先を聞いて 電話を切りました。 父親は ハシゴを 互い違い階段にすればいいのかと 安直に考えました。 でもそんな風に作ると どうなるのかと 想像も出来ませんでした。 そういうわけで 困った時の 真子頼みとなります。 今度は昇も入れて 日曜日に相談することになりました。 父親: 昨日話したとおり 取り外しが出来る 互い違い階段を 作らないといけないことになったんだ なんか良い考えないかな 昇考えてくれたかな 真子: そんなの突然言われても 良い考えないわ 昇さんきっといい考えあるでしょう。 昇: えー 僕だって 突然言われて 良い考えなんかありません。 ハシゴの段を 交互に付けるくらいの物です。 父親: それは俺も考えたよ でもそれって 問題あるよね 昇; そう問題あると思います。 真子: えーふたりとも ハシゴの段を 交互に作るのは どんな問題あるの?