ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトダイエット その2

蛍子が入れたコーヒーの香りは
蛍子の部屋を出て
隣の部屋にも入りました。

隣の部屋の住人は
益雄(ますお)と言います。
益雄は、
田舎から仕事のために出てきていて
そのアパートに住んで
5年は経つ
そのアパートでは
長く住んでいるもののひとりでした。

益雄の仕事は
外回りの営業で
人懐っこく
誰とでも仲良くなる社交的な
性格と
回りのみんなは思っていました。

しかし益雄は
本当は内気な
人と関わるより
読書や趣味の模型鉄道のほうが好きでした。

そんな益雄は
蛍子が入れたコーヒーの香りが
部屋に侵入してきた時には
模型の電車を
飽きずに繁々と見ていました。

益雄は
昼ごはんを食べて
大分経っていましたので
コーヒーの香りで
何か食べたい気分になりました。

お部屋を探しましたが
残していたはずの
カステラは
すでになくなっていました。

ないとなると
無性に食べたくなって
買いに行くことにしまいした。

そのころ蛍子も
コーヒーが入れられたので
冷蔵庫を開けて
三時のおやつを探していました。

しかし蛍子の冷蔵庫は
そのようなものが見当たりません。

「今日の午前中に食べたのが
最後だったか。
昨日帰るときに
買っておけばよかった。
じゃコンビニでも行きましょう。」
と言う結論になりました。

身支度をして出かけました。

蛍子はドアを開けて
近くのコンビニ見向かいました。

蛍子がドアを閉めて
少し行った時
益雄はドアを開けました。

蛍子の後を追うように
益雄もコンビニに向かいました。

益雄は前を歩く
女性が
隣の住人だと
直ぐにわかりましたが
特に
他には何も思いませんでした。