ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトダイエット その3

蛍子も益雄も
コンビニでどんな
お菓子を買おうか
考えながら
歩いていました。

そんなことを考える時間は
とても楽しい時間でした。

蛍子がまずコンビニの扉を開けました。

益雄は「お隣さんもコンビニに行くの」
と考えつつ
後に続くように
コンビニに入りました。

蛍子は勝手知ったる
コンビニの中
意中の売り場へ直行しました。

益雄も
同じように
冷蔵ストッカーへ向かいました。

奥にある冷蔵ストッカーまで
益雄は左から
蛍子は右側から
向かっていました。

益雄と蛍子は
棚をひとつひとつみながら
どれにしようかと考えならが
段々と近づいてきて
ほぼ真ん中で
出会うことになります。

普通なら
ここで劇的な出会いになるのでしょうが
益雄と蛍子は
隣同士と言うことで
軽く会釈して
すれ違い
お互いに通り過ぎたところにあった
スイーツを買って
帰ります。

今度は益雄のほうが
先頭を歩き
蛍子が後を追うような形で
部屋に着きました。

ふたりは
何事もなかったように
別々のお部屋の中に消えます。

蛍子は
少し冷えた
コーヒーを
暖めなおして
ミルクと砂糖を
テーブルに並べました。

「暖めなおしたコーヒーは
もうひとつかな」と考えつつ
「やっぱり甘いものは
美味しいよね
砂糖は多い目
ミルクも多い目
そしてコーヒーも多い目が
美味しいわ

もちろんお菓子も多い目」と
蛍子にとっては
当たり前のことを
いつものような
言って
退屈を紛らわしていました。

一方隣の
益雄は
インスタントのコーヒーと
コンビニで買った
小さい目の
スイーツ
それと今益雄が
お気に入りの
鉄道模型を
テーブルに並べました。

「コーヒーの苦味と
スイーツはいいよね。

それに何といったって
この列車が
たまらない。
この列車のよさを
みんなに知ってもらいたいものだ。

そうだそうだ
インターネットの
ツイッターで
つぶやいてみよう」
と考えて
パソコンを開けました。

あらかじめ作っていた
ID(○○○:実際にあると問題なので
伏字にしておきます)で
ログインして
つぶやいてみました。

「ロフトのあるお部屋で
鉄道模型を走らしています。
時間の経つのも忘れて
退屈とは縁遠いです。」
と書き込んでみました。