ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトダイエット その40

益雄は
聞くか聞かないか
悩んでいました。

でもわからないことが
頭の中でいっぱいになり
整理がつかなくなると
益雄の
常識は
世間の非常識になっていました。

そこで
隣人の
蛍子に聞くことになったのです。

益雄は
ドアの近くに
椅子と机それに
パソコンと鉄道模型を持ってきて
隣をうかがうように
待っていたのです。

小道具の
ジャガイモとトマトも
買い物袋に入れて
横に置いておきました。

蛍子は
日曜日は
普通何もせず
部屋の外に出ることは
まずないのですが
その日に限って
友達からの誘いで
出かけることになってしまいました。


蛍子は
身支度をして
ドアを開けた瞬間
益雄は待ちくたびれて
少しウトウトしていましたが
「がばっ」と飛び起き
買い物袋を持って
ドアを開けました。

益雄:
おはようございます。
これもらって下さいませんか。
田舎から
たくさん送ってきたので
食べきれないから
もらって下さい。

(蛍子は
「えっ 何
何なの」と思いつつ
笑顔で)

蛍子:
おはようございます。
良いんですか
こんなにたくさん

益雄:
うちには八百屋ができる程ありますから、、
相談にのって頂いたお礼です。

蛍子:
相談と言う程のこともありませんでしたわ

益雄:
それが何ですけど
行くところが決まったんです。
それで
どんな服が良いかなと思って

蛍子:
そうなんですか
どちらですか

益雄:
ご存じないと思いますが
京都にある
博物館なんです。

蛍子:
博物館?
少し堅いところですね。

益雄:
堅いところではないと思います。
割と遊べるところですよ
博物館でなくて
交通博物館かな

蛍子:
京都に交通博物館?
そんなのありましたっけ?