ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

アスカル帰還せよ その6

私は
出発の日が迫ってくると
精神的に
追い詰められていました。

「うまくいって帰ってこれるだろうか」
と心配になっていたのです。
もし私が失敗したら
SDの社会的地位が
地に落ちるかもしれないと
考えていたのです。

私は
母とお茶の湯博士に相談しました。

母は笑って
「普段の力を出せば
きっと何事もなく
生きて戻ってこれる」と助言してくれました。

それに対して
お茶の湯博士は
具体的でした。

「火星探査機には
思いも掛けないような欠陥が
多く含まれているように思います。

でもあらゆる所で
それを
保障するような
機能も搭載しているので
場面場面で
創意工夫すれば
必ず帰還できはずだ。

帰還は容易ではないが
不可能な事ではない」
と言われてしまいました。

お茶の湯博士が言う事は
すごく深刻な事なのに
何故か納得して
安堵しました。

でもこの忠告は
その通りだったのです。

私は
打ち上げの日を
訓練をしながら
待ちました。

打ち上げの日の前日
私は
熱が出てしまいました。

医師は
原因は感染症だが
よくわからないと言う事でした。

打ち上げ本部は
私で出発させるか
補欠で出発させるか
悩んでいました。

私は
ここまで来て
火星に行けなかったら
今後の
犬生に大きな打撃です。

そこで
私は
お茶の湯博士に相談しました。