アスカル: どんな風にして このロケットに乗り込んだの? サリナ: そんなの簡単よ。 私は SCよ 足音もなく近づけるし それから少々の高さなら上れるし。 鍵が掛かっていても 開けられるのよ。 こんな機体に乗り込む事なんて 簡単よ。 アスカル: ひとりでやったのかい? サリナ: 乗り込むのはひとりだけど マスター博士も 協力してくれた アスカル: 何のために この機体に乗り込んだの サリナ: それは火星に行くためだよ アスカル: そうなの なぜ サリナさんが乗り込んだから 重くなるので ロケットの重量が増えて 燃料が不足するし 食料だって 不足するじゃないか 火星に行かれないかもしれないよ。 サリナ: 大丈夫 私の分は 持ち込んでいるから と言って 倉庫の隅の方に 見慣れない荷物がありました。 アスカル: あんなにたくさんの荷物 食料なの サリナ: もちろん食料もあるけど 服とかお化粧品とか 鞄とか 本とか積んでいるの それから お菓子と アルコール類ね アスカル: え そんなにたくさん だから重くなっているんだ 困ったな