ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

アスカル帰還せよ その12

私は
困った事になったと思いました。

まず
火星まで行って
適切な探査活動をして
それから帰還するまでの間
燃料を始め
酸素や食料・水などが明らかに不足していることと
SCとうまくふたりだけで過ごせるかと言う事です。

宇宙飛行士の
選考基準の中には
「社会性がある事」
と言うのがあって
私は
みんなと協調性があると言う事になっています。

でも
人間や
SDそれから犬とは
うまくやっていける自信があります。

でも猫は
飼い猫を
見た事はありますが
私が
犬の外観を持っているので
猫を触った事もないし
もちろん話した事もありません。

そんな私のところに
猫
いやSCが
突然やって来たもんだから
うろたえました。

それに相手は
SCでかつ女性
どう対応しようか迷いました。

でも尿や糞の回収は 
絶対に必要なので
話す事にしました。

器具を持ってきて
丁寧に
説明しました。

顔が真っ赤になっていると感じました。

サリナさんは
バツの悪そうな
顔をしていましたが
それをしないと
宇宙船内が
汚物でイッパイになるので
諦めて聞いていました。

それからサリナさんは
自分の部屋を欲しいと言ってきました。

この宇宙船は
小さくて
4つのユニットになっているけど
どれも
ものや機械で
イッパイで余裕はなかったのです。

それで仕方がないので
私が使っている
居住区を
カーテンで
ふたつに仕切って
使う事にしました。

このことを
地球の管制センターに送ると
管制官から
「自重が重くなったので
燃料を少しでも
節約するために
月の重力を
使って
加速する方法」を
言ってきました。

そこで
エンジンを少し使って
月への
軌道に変更しました。

でも
それが少し間違っていたために
また困難な事になるのです。