ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ロフトの妖精 その3

またドアの前で
待ったのです。

透明になって 10時間後 暗くなりかけた頃 剛は帰ってきました。

私は 近づいて 「剛さんですね 私は 妖精の星子です」 と言いました。

でも剛は あたりを 不審そうに見渡すばかりです。

星子は その時まだ自分の体が 透明であることに気が付いたのです。

私が 透明でなくなって 剛の前に パッと現れたものだから 剛は 驚いて 後ずさりしました。

星子: 私は 妖精の星子です。

剛: 妖精なんですか。 私をどうしようとするのですか。 私は いいことはそれほどしていませんが 悪いことは しませんでした。 いや少しはしたけど 神様に怒られるようなことは したことありません。 私は 無実です!

星子: 剛さん なんか誤解されていませんこと 私は あなたに協力するために やってきたのです。

剛: 何に協力してくれるんですか。 別にあなたの助けを借りるようなこと していませんが、、、

星子: 神様からの特別の命令で あなたが 急な階段を 転げ落ちないようなものを 考案するのを 手伝いなさいと 言われてやってきたのです。

剛: えー えらい 細かいことを 神様は見ておられるのですね。

星子: そうですよね こんな細かいことと思うようなことを 指摘されますよ。 ところで立ち話もなんですので 家に入れてください。 ズーと外で待っていたもんだから 足が疲れて 棒になってしまいます。 28時間待っていたんですよ。

剛: そんなに待っていただいてたんですか。 でも昨日は ズーといましたよ。 それはそうとして 家にどうぞ