ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトの妖精 その6

星子:
具体的には
わかりません。

剛:
お金を援助していただけるんですか。
それとも技術を教えてくれるんですか

星子:
さー
私にはさっぱりわからないんです。
お金ではないと思います。
私はいつも
経費節減を命じられていますから、、、
それ以外のことは知りません。
階段から墜ちると言う事自体
私にはよくわからないもので

ところで
剛さん
私いつも協力者の家に
住み込みでお願いしているんです。
私ここでこの仕事が終わるまで
住んでもいいですよね。


剛はその言葉に
びっくりしました。
妖精は
見るところ
うら若い女性としか見えません。
それが
60歳の男性の部屋に
住み込むなんて
驚き以外の何物でもありません。

剛は
言葉を失って
目を回しそうになりました。

星子:
ホテルに泊まったりすると
経費がかさみますので
経費削減の折ですので
お願いできますよね

剛:
それは困ります。
こんな小さな部屋のどこに
あなたが寝ると言うのですか。

私は
周りを見回して
ロフトを見つけました。

星子:
ロフトがあるじゃにですか。
あちらのロフトで
住まわせてください。
前の時もロフトで
快適に暮らしました。
今度のロフトも
明るくていい場所じゃないですか。

剛:
そこは私が寝ているところ

星子:
大丈夫です。
私が
お布団を下ろしてきますから
家事は得意なんです。
お料理も作りますから

剛:
そういうことじゃなくて
困るんです。

星子:
私は全く困りませんから
お願いします。
私は料理が上手なんですよ。
何でも作ります。
夕ご飯の支度しますね。
今日は何を予定されていたんですか。

そう言って
私はキッチンの
冷蔵庫をあけ
どんな具材があるか見ました。

冷蔵庫の中には
いろんなものが
きっちり整理されてありました。