星子: 具体的には わかりません。 剛: お金を援助していただけるんですか。 それとも技術を教えてくれるんですか 星子: さー 私にはさっぱりわからないんです。 お金ではないと思います。 私はいつも 経費節減を命じられていますから、、、 それ以外のことは知りません。 階段から墜ちると言う事自体 私にはよくわからないもので ところで 剛さん 私いつも協力者の家に 住み込みでお願いしているんです。 私ここでこの仕事が終わるまで 住んでもいいですよね。 剛はその言葉に びっくりしました。 妖精は 見るところ うら若い女性としか見えません。 それが 60歳の男性の部屋に 住み込むなんて 驚き以外の何物でもありません。 剛は 言葉を失って 目を回しそうになりました。 星子: ホテルに泊まったりすると 経費がかさみますので 経費削減の折ですので お願いできますよね 剛: それは困ります。 こんな小さな部屋のどこに あなたが寝ると言うのですか。 私は 周りを見回して ロフトを見つけました。 星子: ロフトがあるじゃにですか。 あちらのロフトで 住まわせてください。 前の時もロフトで 快適に暮らしました。 今度のロフトも 明るくていい場所じゃないですか。 剛: そこは私が寝ているところ 星子: 大丈夫です。 私が お布団を下ろしてきますから 家事は得意なんです。 お料理も作りますから 剛: そういうことじゃなくて 困るんです。 星子: 私は全く困りませんから お願いします。 私は料理が上手なんですよ。 何でも作ります。 夕ご飯の支度しますね。 今日は何を予定されていたんですか。 そう言って 私はキッチンの 冷蔵庫をあけ どんな具材があるか見ました。 冷蔵庫の中には いろんなものが きっちり整理されてありました。