ロフトの妖精 その7
星子: どんなメニューが好きですか。 お肉があるし 豆腐ねぎ、、、、 何でも揃っていますね。 すき焼きでもしましょうか。 関西だから 割下を使わないで作るんですよね。 剛は突然冷蔵庫を開けられ 私の強引さに 唖然としていました。 剛: あ、、 いいですけど 、、、 星子: 新聞でも読んで テレビでも見ていてください。 それから 階段のことも考えて置いてください。 剛: あー そうですか、 そうですよね 、、 私は すばやく 野菜を洗い 切って皿に盛り それから鍋を出して 肉をいためて 、、、、、 、、、、 星子: 甘口が好きですか。 関西ですから 砂糖大目かな 剛: あ それで 、、、 剛は 今日 本当は すき焼きなどではなく 餃子を作ろうとしていたのですが 、、、、、 星子の強引さに負けたのかもしれません。 食卓の上に 鍋やお皿 お箸を並べて 料理の出来上がりです。 卵も出して 剛を呼びました。 剛は 毎日食事を自分で作っていたので こんなことは ちょっと大げさかもしれませんが 青天の霹靂でした。 この家に 誰かが来るのは 何年ぶりでしょうか。 剛は 作られた すき焼きを 無口に おいしくいただきました。 星子: 如何でしたか 味はこんなものでいいですか。 もっと薄味のほうが いいですか。 あっ 言い忘れましたが 私の食費は 私が出しますから 御心配なく、、、 (お茶を飲んでから 後を私は 片付けました。 剛は 片付けるくらい 自分でやると 言ったのですが 私がしました。)