神様: 任務の遂行に問題はありませんか。 星子: 任務が遅れていて申し訳ございません。 何分どうして良いのか わからないのです。 神様: そうだと思います。 そんな2週間くらいで 解決するような問題ではないです。 きっと 何年も要することになると思います。 経費が 要るようですから 経理課の方に 私から言っておきます。 星子は 剛と一緒に暮らしているけど 何か問題はありませんか。 星子: 剛さんは 良い人なんで なんの問題もありません。 でも 剛さん 階段のことを 考えているようですが 名案が 出る様子もありません。 何となく思うのですが 剛は わざと名案が浮かばないようなフリをしている様にも見えます。 神様: それは何故ですか 星子: はっきりとはわかりませんが 思いつくと 私が 帰ってしまうことを 恐れているのかもしれません。 神様: そうですか よくわかりました。 星子は この任務を 早く片付けたいですか 星子: 剛さんの家は 暮らしやすいので 神様が お許し下さるのなら このまま任務を遂行したいと思います。 神様: そうですか。 ゆっくりと よい方法を考えて下さい。 星子: 立ち入ったことを お聞きしますが 私の任務は 落ちない階段の開発だけですか。 もっと他にあるのですか。 神様: 何故そんな事を 聞くのですか 星子: 先輩の妖精に聞きましたが こんな任務を与えられたことは ないそうなんで もっと他に神様は考えておられるのではと 思いまして 神様: 星子は 聡明な妖精ですね でも詳しいことは 話せません。 しっかり任務を遂行して下さい。 今日はご苦労様でした。 と言われると 私は 剛の家にすーっと帰っていました。