ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ロフトの妖精 その16

神様:
任務の遂行に問題はありませんか。

星子:
任務が遅れていて申し訳ございません。
何分どうして良いのか
わからないのです。

神様:
そうだと思います。
そんな2週間くらいで
解決するような問題ではないです。
きっと
何年も要することになると思います。

経費が
要るようですから
経理課の方に
私から言っておきます。
星子は
剛と一緒に暮らしているけど
何か問題はありませんか。

星子:
剛さんは
良い人なんで
なんの問題もありません。
でも
剛さん
階段のことを
考えているようですが
名案が
出る様子もありません。
何となく思うのですが
剛は
わざと名案が浮かばないようなフリをしている様にも見えます。

神様:
それは何故ですか

星子:
はっきりとはわかりませんが
思いつくと
私が
帰ってしまうことを
恐れているのかもしれません。

神様:
そうですか
よくわかりました。

星子は
この任務を
早く片付けたいですか

星子:
剛さんの家は
暮らしやすいので
神様が
お許し下さるのなら
このまま任務を遂行したいと思います。

神様:
そうですか。
ゆっくりと
よい方法を考えて下さい。

星子:
立ち入ったことを
お聞きしますが
私の任務は
落ちない階段の開発だけですか。
もっと他にあるのですか。

神様:
何故そんな事を
聞くのですか

星子:
先輩の妖精に聞きましたが
こんな任務を与えられたことは
ないそうなんで
もっと他に神様は考えておられるのではと
思いまして

神様:
星子は
聡明な妖精ですね
でも詳しいことは
話せません。
しっかり任務を遂行して下さい。
今日はご苦労様でした。

と言われると
私は
剛の家にすーっと帰っていました。