ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトの妖精 その20

ロフトの妖精 その20

剛は
あまり話したくない様子でしたが
誠実な剛には
わかったのに
わからないようなフリをして
すごす事ができないのでした。

剛は重い口で

剛:
階段は
交互に足を乗せる所しか
使いません。

右足を乗せる所を倍の広さに
そして左の足を乗せる所だけを
倍にするのです。

もちろん交互に足を運びますから
交互に
階段を広くするのです。

そう言って
剛は
紙に
絵を描きました。

こんな風に
右足を乗せる所を
広くします
その広くする幅は
下の段の幅と同じです。
右足を乗せる所に
直ぐ下の
右足を乗せる所は
必要ありません。

左足も同じです。

こんな風に
交互に
伸ばしていくのです。

剛のその説明に
私も納得しました。

それから
剛は
桜の木の下で
桜を見ながら
黙っていました。

私も
目を合わさないように
桜を
黙って眺めていました。


何時間が過ぎたのでしょうか。

同じ桜の木の下で
子供ずれの
家族が
大騒ぎをして
それで
私と
剛は
現実に戻りました。

剛:
お弁当でも食べましょうか。

星子:
そうですよね
そのために持ってきたのに
たぶん美味しいですよ
たぶんですけど

剛:
星子さんの作る物なら
美味しいに決まっていますよ

星子:
ありがとう

そういって
私と
剛は
またつまらぬことを
いろんなことを
話し始めました。

剛も私も
できるだけながく時間がかかるように
ゆっくりと食べました。

ゆっくりと食べていても
お弁当は
なくなります。
隣の家族が
帰った後
静まりかえった
桜の木の下になりました。


ふたりは
荷物を片付け
家路向かいました。