ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ロフトの妖精 その26

懲罰委員会に
前代未聞の神様が召喚された日は
剛が
階段を完成させた日だったのですが
神様は
懲罰委員会の面々に
次のように
証言しました。

「星子の任務は
私が命じたものです。

最初の任務
『急な階段を落ちなくする方法を考え出す』任務は
人間を幸せにするために
課題を与えました。

それと同時に
私は
妖精が
もっと幸せになれないか
実験もしたのです。

どんな実験かというと
人間がこの上ない幸せと感じる
愛情というものを
妖精も持てないかというもです。

もし妖精も
愛情を持つ事ができれば
愛情を理解でき
より良く人間を幸せにすると
考えたからです。

もっと進んで
妖精自身も
幸せにならないかと思うのです。

幸せな妖精は
きっと人間にも
優しくできて
人間をより幸せにできるのではないかと
思います。

そんなわけで
第二の任務
『剛と一緒に暮らす』というものを命じたのです。

その過程で
このような事が起こるとは
私も予想できませんでした。

人間には
よくある
『恥じらい』が
妖精にもあるために
このような事が起こってしまったのです。

私の
無知からこのような事が起こって
誠に申し訳ない。

星子には
寛大な処置を
お願いしたい。

なるべく
剛と一緒に居れるような
懲罰を与えて欲しいと
思います。」

このように神様が
謝るのは
今までになかった事なので
懲罰委員会の面々は
驚きを隠せませんでした。