ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

昭和30年頃の お正月 その3

弟は
暇に飽かして
庭の雪を
すべて踏みつけて
終わってしまいました。

何か大きなことを
やり終えたかのように
家に入って
下駄を脱いで
縁側にまた座りました。

丁度太陽が
出てきて
暖かくなりました。


その頃
母親が農仕事から帰ってきて
昼げの支度を始めました。

へっついさん(かまど)に
わらをくべて
煮炊きが始まりました。

しばらくすると
父親が戻ってきたので
弟と姉は
父親に
「お帰りなさい」と
言いました。

自分のお膳を出して
麦ご飯と
菜っ葉の煮物を
よそって
座りました。

父親が座って
「頂きます」の合掌で
食事が始まります。

父親や母親
特に兄は
どんぶりで
おかわりです。

弟も
麦ご飯を
三杯おかわりしました。

父親の
「ごちそうさま」で
食事は終わりました。

母親が
昼から麦踏みをしないか
弟に聞きました。

弟は
「はい」と言って
答えました。

それぞれのお膳を片付け
しばらく待っていると
母親は
弟に
でんち(綿入れの腰までしかない着物)を着せて
麦畑に出発です。

昼からは
太陽が照っていて
暖かでした。