ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

あなたは神様を信じますか その4

以下に述べる事柄は
私の独善的な解釈ですので
真に受けないで下さい。

今回のテーマは
陰気なので御注意下さい。


現世御利益を標榜する宗教は
今回のこの大地震をはじめ
地球上で起こる
惨劇を
たぶん説明できません。

無理に説明しようとするなら
「しょく罪」を持ち出さなくてはなりません。

しかしそんなことは
間違っていることは
皆様も良く理解されていることですから
しょく罪は明らかに屁理屈です。

じゃ
では、
すべての宗教はそうなんでしょうか。

私は
そうではないと思います。

私の信じている
親鸞聖人の教えは
今回のことと
全く矛盾しないと思います。

私の母は
毎朝御仏壇に向かって
阿弥陀経をあげた後
御文章の中の白骨の章を唱えて終っておりました。

母のお父さんに
教えてもらったと
言っておりました。

阿弥陀経は
全く日本語でないのでわかりませんでしたが
白骨の章は
何となくわかっていました。
でも深い意味までわかりませんでした。

夫 人間ノ浮生ナル相ヲツラツラ觀スルニ オホヨソハカナキモノハ コノ世ノ始中終 マホロシノコトクナル一期ナリ

サレハ イマタ万歳ノ人身ヲウケタリトイフ事ヲキカス 一生スキヤスシ イマニイタリテ タレカ百年ノ形躰ヲタモツヘキヤ 我ヤサキ 人ヤサキ ケフトモシラス アストモシラス ヲクレサキタツ人ハ モトノシツク スヱノ露ヨリモシケシトイヘリ

サレハ 朝ニハ紅顔アリテ 夕ニハ白骨トナレル身ナリ ステニ无常ノ風キタリヌレハ スナハチフタツノマナコ タチマチニトチ ヒトツノイキ ナカクタエヌレハ 紅顔ムナシク變シテ 桃李ノヨソホヒヲウシナヒヌルトキハ 六親眷屬アツマリテナケキカナシメトモ 更ニソノ甲斐アルヘカラス

サテシモアルヘキ事ナラネハトテ 野外ニヲクリテ夜半ノケフリトナシハテヌレハ タヽ白骨ノミソノコレリ アハレトイフモ中々ヲロカナリ サレハ 人間ノハカナキ事ハ 老少不定ノサカヒナレハ タレノ人モハヤク後生ノ一大事ヲ心ニカケテ 阿彌陀佛ヲフカクタノミマイラセテ 念佛マウスヘキモノナリ アナカシコ アナカシコ

御文章 白骨の章 蓮如上人

原文ですので
カタカナ旧仮名遣いです。
現代訳は他の文献に任して
私は
私なりの超意訳をしてみます。

独善ですので
他には吹聴しないで下さい。

「人生は無常ではかないものである。
どんなに元気であっても
やがて死んでしまう運命にある。

死は老若男女を問わず
予期せずにやってくるもので
それは
仕方ないものである。

だから
生きている人間は
死んだ後の
死後の世界のことを
深く思いを巡らせ
阿弥陀仏に頼むのが
最善の方法である。

即ち
阿弥陀仏は
現世の人々を
残念ながら助けられないので
死後に救ってあげましょう。」
と
私は理解しています。

もっと
意訳すると
「神様は
宇宙を創った時
自然の法則も一緒に創った。
その法則に従って
地球も出来
生命も生じた。

現世は
神が最初に創った法則に則って
動いており
地震が起こったり
戦争が起こったりするのも
最初に決めた法則のためである。

『自然のことは
自然の法則に
人間のことは人間に
そして
死後の世界は
神様の救いで』

それが
この世界である」
と私は思っています。

皆様そんな風に
理解できませんでしょうか。

親鸞聖人は
迷信は信じてはいけないと
何度も言われています。

迷信でないものは
それは真実
自然の法則だと思うのですが
いかがでしょうか。

このシリーズは
終わります。