ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

母が教えてくれたこと その5

母の兄は
聡明で働き者で
やさしい人だと
聞いたことがあります。

でも
先の大戦で
中支(中国の揚子江から黄河までの広大な地域)で
戦死致しました。

母は
兄が生きておれば
苦労は
半減し
母の母は
もっと幸せだっらろうと
言っておりました。

でも
お国のために
戦死したのです。

兵役・義務教育・納税は
国民の3大義務だから
逃れることはできないと
言って
戦地に赴いた
お兄さんと
それを
見送った妹
その兄弟は
当時の日本人なら
殆どの人が持っていた
愛国心だと思います。
(もちろん戦争の是非については
議論のあるところです。)


お兄さんの戦死から
30年近く経って
母が事業に成功して
納税の義務が発生した時
取引先の人たちは
いろんな節税
あるいは脱税ギリギリのことを
言ってくる者がありました。

そんなときは母は、
「少なくない税金を
納められて
幸せです。

先の大戦では
一番大切な
命さえ
納めた人が大勢いるのだから
すべてを持っていかない
税金を納められるのは
幸せだ」と
話していました。

母は
事業のために
経費が要ることも
税金が必要なことも
それは至極当然と
考えていたのです。

そんなとき
きっと
やさしかった
兄のことを
思い出しているのかも知れません。

兄の墓は
西宮市の
戦没者の墓に
2番目の大きさであります。

戦争のために
命を投げ出した人と
今回の地震のために
徴税に応じる人
どちらも
私は偉いと思います。