ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「アスカルの一生」その1

我が家の愛犬だったアスカルは
生後3ヶ月頃
我が家にやってきました。

ですから
それまでのアスカルが
どうだったのかは
憶測しかありません。

アスカルの
両親が
どのような犬であったか
どのような性格であったかなど
憶測さえできませんが
想像をたくましくして
書いてみました。

生後
3ヶ月以降は
事実に基づいています。


今から
20年前
1993年の春
柴犬の
エリーは
川のそばの家で
生まれました。

血統証つきの
柴犬として生まれて
エリーの前途は
洋々でした。

エリーの母は
エリーを可愛がって育てました。

でも
20日を過ぎた頃
エリーは
近所の
家にもらわれていきました。

エリーの新しい飼い主は
不動産業の父親と
専業主婦の母親
10才の
女の子の3人家族でした。

女の子が
可愛いエリーを
飼いたいというので
両親が
エリーをもらってくれたのです。

かいがいしく
女の子は
エリーの世話をしました。

すべての犬がそうであるように
エリーは
すぐに大きくなりました。

柴犬として
飼い主に
良くなついて
犬としての
本文を
エリーは果たしていました。

色んな芸も
覚えて
エリーは、
飼い主と
一体になって
家族となっていました。

端正な
容姿もあいまって
エリーは
「近所では賢い犬」と
評判でした。