ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「アスカルの一生」その12

私は
新居もできたし
念願の
ペット=犬でも飼いたいと
思いました。

私が
6歳の時まで
犬を飼っていました。

いわゆる番犬で
飼っていた
鶏が
イタチや蛇などの
動物に襲われないように
するためのものでした。

すごく賢い犬で
鎖などをせず
放し飼いで
飼っていました。

今なら考えられませんが
そうすることによって
家のまわりを
自由に動き回り
外敵を防ぐのです。

家族の残り物
当時はそんなもの
出ませんが
粗食に良く耐え
任務を
完遂していました。


そんな番犬の思い出のある
私は
飼うなら
そんな番犬を
また飼いたいと
考えていました。

私の女房が
動物病院の
チラシの情報を
私に伝えました。

そういうことで
私は
女房と
子供3人を連れて
その日の夕方
動物病院に行くことになりました。

当時の
マイカー
スターレットに乗って
動物病院まで
行き
受付にそのことを伝えると
左側のドアから入って
左に進み
動物が入院している
部屋に入りました。

案内の
看護師が
アスカルの入っている
下のケージを
指し示しました。

私は
そのケージの
中の犬=アスカルを見ました。

いつもは
向こうを向いて寝ている
アスカルも
頭を上げて
こちらを
向いて
私を
見ました。

目と目があって
しまいました。