ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトの妖精 スイーツ編」その7

困り果てた
早樹は
ロフトの窓から
遠くに見える
六甲の山並みが
消えて
星が出てきました。

早樹は
なおも
星空を見つめ続けました。

そして
夜空に一線の流れ星が
流れたとき
早樹は
「助けて」と
小さくつぶやきました。

そんな
真っ暗な
部屋の
玄関で
物音がしたのです。

「ごめんください。」と
誰か家に
訪れたのです。

早樹は
宅配便かとおもって
ドアを開けると
若い女性と
老人が立っていました。

星子と剛です。

早樹は
何か宗教の勧誘か何かと思って
強い口調で
「なんですか」と
訪ねました。

星子は
「私は妖精です。
神さまのご命令で
あなたを手助けに来ました。
私の名前は
星子
こちらにいるのが
新米妖精の剛です。

よろしくお願いします。」
といつものように言いました。

普通は
こう言うと
不審がって
扉を閉めようとするのです。

でも
早樹は
その言葉を
すぐ信じて
「妖精が助けて下さるんですか。

私困っているんです。
是非助けて下さい。

こんなところでなんですが
家に入って下さい」と
星子と剛を招き入れるのです。

星子は
そういえば
剛と仕事をして以来
疑われなくなったと
思いました。

星子だけでは
信じてくれないのに
剛と一緒なら
信じてもらえるなんて
どういう理由だろうと
思いました。

剛は
人の良い笑顔
いや妖精の良い笑顔をしていたのかもしれません。

星子は
剛を
こんなところでも
頼もしく思いました。