登の母親に気に入られて 母親は 冴子に いろんな事を聞いてきました。 冴子は 普通に答えていました。 食事が用意され 頂きました。 フランス料理ではないけど 和食で 豪華でした。 登は いつも食べている様子で 冴子は 心の中で 「お金持ちはこんなもの毎日食べているのね」と 思いました。 1度目にはわかりませんでしたが 登の家は 水洗便所で そのうえ アルミサッシ ステンレス流しで 冴子は 本当に びっくりしていました。 とくに 応接間には 本物の 暖炉があって 登が 小さいときは この煙突から サンタクロースが 来ると 信じていたと 話をしてくれました。 冴子は 今まで 何も 考えていなかったのですが 登のことが 段段と気になってきました。 それから 登からのデートの誘いに 従うことになりました。 でも 冴子は 2回に1回は 登の家に行くことが この先 暗雲が あることを 示していることに 気が付かなかったのは 冴子の若気のいたりでしょうか。