ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

クリスマス企画「もうひとつの冴子の人生 パート2」その5

星を見ながら
冴子は
考えました。

「この先どうしよう。

キャベツ工場に
冬寒いと言うし
私は
冷え性だし

勤まるか心配

それにしても
スナックの店員は
話し上手よね。

私もあんなに
話し上手なら
きっと
勇治とも
もっともっと
仲良くなれて
繁盛していたかも

繁盛していたら
あのパン屋さんを卒業して
もっと
大きなパン屋さんで
お商売をしていたかもしれない

そうしたら
勇治は
、、、、、」

と考えました。

翌日から
仕事に
励みました。

社長は
従業員が
効率的に仕事をしているか
目を光らしていました。

キャベツの
古い葉っぱを
めくって
洗う仕事は
言葉にすれば
簡単ですが
効率的に
その仕事をこなすのは
大変でした。

どれだけ
古い葉っぱをめくるか
効率的に
めくるかは
熟練していても
大変です。

少しでも
気を抜くと
社長から
叱責されそうで
いつも
気を張りつめていました。