から元気とでも言うのでしょうか 冴子は がんばっていました。 前に働いていた キャベツ工場の 面々が 時々やってきてくれていたのですが 遅い新年会と言うことで 来てくれました。 冬のキャベツ工場は 寒いことなどを 話題にしていました。 冴子が キャベツ工場に勤めていたことさえ 知らない 人達が多くなっていましたが 仲良く会話していました。 そんな中で 一番仲の良い 友達に 本当のことを 言いました。 不倫して 駆け落ちしたと 話すと びっくりしていました。 やはり 子供のことを 考えると そんなことは できないというのが 友達の 意見でした。 でも その場にならないと どんな風に 決断するかわからないと 言っていました。 冴子は やはり もう一度 子供と会って 謝ろうと思いました。 先日会った時には 冴子自身のことだけ 話して 子供の意見を 聞かなかったと 思ったのです。 それに 登にも 会って やはり 謝った方が良いと 思いました。 登は 家には 帰らなかったけど それは 家族のために 働いていたからだと 頭ではわかっているのですが やはり 勇治の方を 選んでしまったのです。 やはり みんなに謝るべきだと 許されなくても みんなの 意見を聞くのが 良いと考えました。 それで 次の休み また 伊丹に行きました。